フロートガラスとは|特徴・厚み・用途と他ガラスとの違いを解説

2024.02.05
フロートガラスとは|特徴・厚み・用途と他ガラスとの違いを解説

ガラスについて調べると、あちこちで「フロートガラス」という言葉を見かけます。お見積りでも「フロートガラスの〇ミリでよろしいですか?」と聞かれることがよくあります。
でも、フロートガラスがどんなガラスなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。このページでは、フロートガラスの作り方や特徴、厚みと用途、ほかのガラスとの関係まで、やさしく解説します。
フロートガラスとは?(作り方をやさしく解説)
フロートガラスとは、いちばん基本となる、平らで透明な板ガラスのことです。住宅の窓や店舗のドアなど、私たちの身のまわりで広く使われています。「フロート板ガラス」とも呼ばれます。
「フロート(float)」とは「浮かべる」という意味です。その名のとおり、ガラスを浮かべて作ることが名前の由来になっています。
作り方はこうです。高温でドロドロに溶かしたガラスを、溶かした金属(錫=すず)の上にそっと流し込みます。すると、ガラスは金属の上に浮かびながら、自然に平らに広がっていきます。そのまま少しずつ冷やして固め、引き出すと、表面がとてもなめらかなガラスのできあがりです。流す速さを変えることで、いろいろな厚みのガラスが作れます。
金属の表面はとても平らなので、その平らさがそのままガラスの表面に写し取られます。これが、フロートガラスがゆがみの少ない、きれいなガラスになる理由です。

フロートガラスの特徴(透明度・なめらかさ)
フロートガラスには、おもに次のような特徴があります。
- 透明度が高い:向こう側がはっきり見え、光をよく通します。室内に自然光をたっぷり取り入れたいときに向いています。
- 表面がなめらか:表面が平らで、見たときのゆがみがほとんどありません。窓や鏡など、きれいに見せたい場所に適しています。
- 厚みの種類が豊富:薄いものから厚いものまでそろっているので、用途に合わせて選べます。
- 手に入りやすい:たくさん作られているガラスなので、価格も比較的おさえやすいのが利点です。
厚みの種類と用途の早見表
フロートガラスは厚みによって使う場所が変わります。下の表は、よく使われる厚みと用途の目安です。実際の選び方はサイズや設置場所で変わるため、迷ったらお気軽にご相談ください。
| 厚み(目安) | 主な用途 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| 2〜3mm | 小さな窓、写真立て、額縁、戸棚の扉 | 軽くて扱いやすい薄手タイプ |
| 4〜5mm | 一般的な住宅の窓、室内ドア | もっとも標準的に使われる厚み |
| 6〜8mm | 大きめの窓、間仕切り、棚板 | 強度がほしい場所向け |
| 10〜12mm | テーブル天板、ガラスフェンス、ガラス扉 | しっかりした厚手タイプ |
| 15〜19mm | 大型のテーブル天板、店舗の特注品 | 重厚感のある特注向け |
すりガラス・型ガラス・網入り・強化ガラスとの関係
フロートガラスは、いろいろなガラスの「もとになる板(原板)」でもあります。透明で平らなフロートガラスに、ひと手間加えることで、目的に合ったガラスへと姿を変えていきます。
- すりガラス:表面を細かく削ってザラザラにし、向こう側がぼんやり見えるようにしたもの。目隠ししたい場所に向いています。→ すりガラスの記事はこちら
- 型(かた)ガラス:表面に模様をつけて、光を通しつつ視線をやわらげたもの。玄関やお風呂場などでよく見かけます。
- 網入りガラス:ガラスの中に金属の網(ワイヤー)を入れたもの。火事のとき割れても破片が飛び散りにくく、防火が必要な場所に使われます。→ 網入りガラスの記事はこちら
- 強化ガラス:フロートガラスを熱の力で強くしたもの。割れにくく、割れても粒状になって大けがしにくいのが特徴です。→ 強化ガラスの記事はこちら
- 合わせガラス:2枚のガラスの間にフィルムをはさんだもの。割れても破片が飛び散りにくく、防犯にも役立ちます。→ 合わせガラスの記事はこちら
このように、フロートガラスはたくさんのガラスの「出発点」になっているガラスなのです。
フロートガラスの価格の目安
フロートガラスは、たくさん作られていて手に入りやすいため、ガラスの中では比較的お求めやすい価格のものが多いです。
ただし、価格は「厚み」「大きさ」「カットの仕方」「枚数」などによって変わります。同じフロートガラスでも、厚いものや大きいものほど高くなります。正確な金額は、サイズや使う場所をうかがったうえでのお見積りになりますので、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
ガラスの種類をもっと知りたい方へ
ガラスには、たくさんの種類があります。それぞれの違いや選び方をまとめてご覧になりたい方は、下のガイド記事が便利です。
よくあるご質問
フロートガラスと普通の窓ガラスは違うものですか?
同じものと考えて大丈夫です。住宅の窓などに使われている一般的な透明ガラスの多くがフロートガラスです。「板ガラス」「透明ガラス」と呼ばれることもあります。
フロートガラスは割れやすいですか?
強化ガラスなどと比べると、割れやすいガラスです。割れると鋭い破片になるため、安全性が必要な場所では強化ガラスや合わせガラスをおすすめすることもあります。用途に合わせてご提案しますのでご相談ください。
どのくらいの厚みを選べばよいですか?
使う場所や大きさによって変わります。住宅の窓なら4〜5mm、テーブルの天板なら10mm以上が目安です。上の「厚みの種類と用途の早見表」もご参考ください。迷ったら遠慮なくお問い合わせください。
好きなサイズにカットしてもらえますか?
はい、ご希望のサイズに合わせてカットいたします。設置したい場所の寸法をお知らせいただければ、お見積りいたします。
すりガラスや強化ガラスにも作りかえられますか?
はい。フロートガラスはさまざまなガラスのもとになる板です。表面を加工してすりガラスにしたり、熱処理で強化ガラスにしたりできます。ご希望をうかがってご提案します。
フロート板ガラスのお問い合わせは、おまかせください!
『ガラスのデパート』では、フロート板ガラスをはじめ、様々な種類のガラスをご用意いたします!
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なんでもかまいません!お気軽にご質問いただければと思います。

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